
【代表】福岡幸二
Koji Fukuoka
(博士, 1級海技士[航海], 英検1級)
リスクマネジメントおよび事故防止の統合理論「RMQMP®(Risk Management and Quality Management Process approach)モデル」の開発者。安全設計理論、事故分析、安全管理システム(SMS)及び事業継続マネジメントシステム(BCMS)の研究と実務の双方に従事する科学者兼実務家。
神戸大学大学院海事科学研究科において博士号(海事科学)を取得(2016年)。海上保安庁において20年以上にわたり海難防止、テロ対策、国際的な密航対策の調査研究に従事した後、運輸安全委員会において事故調査官として多数の事故調査および分析、報告書作成を担当した。また、この期間に英国クランフィールド大学において事故調査分析などを学ぶ。
さらに、国際海事機関(IMO)のIII(IMO規則実施小委員会)におけるコレスポンデンスグループ分析官として活動し、IMOコンサルタントとしてフィリピン政府に対するNational Training Course on Marine Casualty and Incident Investigationの研修を実施するなど、国際的な安全制度の実務にも関与した。
その後、沖縄科学技術大学院大学(OIST)において安全衛生セクションマネジャー兼緊急対応コーディネーターとして、安全マネジメントシステム(SMS)の構築と運用を主導し、全学的リスクの可視化および優先順位付けの仕組みを確立した。九州大学では危機管理室教授および特任教授として事故未然防止の研究および教育に従事するとともに、BCMSの構築及び運用にも携わり、実践的な安全教育を展開した。
これらの現場実務、事故調査、国際制度、組織実装及び大学教育の経験を統合し、従来の事故モデルの限界を克服するための理論としてRMQMP®モデルを開発した。
2025年にはWileyより本モデルを中核とする『Accident Prevention and Investigation: A Systematic Guide for Professionals, Educators, Researchers, and Students』を刊行し、事故防止、安全設計及び通常運用診断に関する体系的理論と実践的実装方法を提示した。
現在は、RMQMP®モデルに関する継続的研究、国際的普及及び組織実装に取り組み、産業および教育分野における生成的安全文化の構築及び安全設計の発展を推進している。

