福岡放送
「めんたいワイド」2025年3月27日放送
2024年7月に消防学校に入校中だった福岡市消防局の男性職員が水難救助の訓練中に溺れ、死亡した事故の再発防止について次のようにコメントをしました。
1.応急的な措置
(1)山口消防学校での事故調査結果から得られた教訓を反映し、プール訓練に特化したSOP(標準作業手順書)又はマニュアルを作成する。
(2)事前に泳力テストを行いレベルに応じた訓練を行う。
(3)中止基準を設け、サイドロープにつかまる者がでたら訓練を中止するなど文書で明記する。
(4)立ち泳ぎ訓練の必要性を科学的に考察し、その結果により初任教育から除外する(救難隊員などのスキルの高い隊員の訓練項目に入れる)。
2.抜本的な措置
安全管理システムを消防庁で構築して実行する。同システムを構築すると初任教育における立ち泳ぎ中の事故のみならず全ての種類の事故を未然に防止することができるようになる。